私たちは創業以来、時代が変わろうともどうしても譲れない3つのこだわりがあります。
しかし、それは他のお店との違いを出そうというより引き継がれてきた家伝のようなものです。
贈答におみやげに多くの方に喜ばれている肉まん。
ほんのり甘くてふかふかと柔らかい皮、そして肉汁がしたたる餡。その絶妙な組み合わせが、きっと喜ばれる理由かもしれません。
大量生産大量消費が進む現代において、私たちはひとつひとつ手で餡を包んでいます。
弾力のある北海道の小麦粉で作られた皮。この時はまだ棒状のかたまりです。それを手でひとつひとつお饅頭の大きさにちぎっていきます。
大きなボウルには、お肉や野菜を混ぜ合わせた餡が入っています。熟練の従業員によって、引き伸ばされた皮の中へ・・・。
召し上がられた方は、お分りだと思いますが、中身はたくさん入れるのです。それは、召し上がった時、その方ががっかりしないように。
生地をつぶしてまるくし、その中にたっぷり具を入れます。餃子のように端を持ち、クルクルっと形を整えながら包んでいきます。
肉汁がたれないようおへそを上にして蒸し器にのせ、発酵させます。そのまま30分以上寝かし再度発酵させた後、蒸し始めます。
蒸し終わったら、常温で冷ましてから袋につめてお客様にお届けしております。
月餅はもともとお月見を楽しむ時のお菓子。中国では旧暦8月15日中秋節の時期にお贈りしたり、食べたりします。萬珍樓ではこの時期限定で中秋月餅(蛋黄大月餅)を提供しております。中にあるあひるの卵の塩漬けがお月様を表しています。
薄く伸ばした皮の中に餡(写真は伍仁月餅と言って木の実の餡です)を入れて丸いお団子状にします。
月餅を形作る木型は中国の桜の木で作られています。何十年と使い込み、油がしみこんだものでないときれいな型が出ません。型には種類があり、季節、行事によって表現する彫刻が違います。
お団子状の月餅を木型に入れ、微妙な力で形を整えます。焼き上がりがふっくら、しっとりする為には技術が必要です。
型に納まったら木の枕をたたき手のひらにのせます。そしてまんべんなく彫刻の模様で包まれたことを確認したら、天火へ入れる為の器に並べます。
天火で焼き上げたら卵黄をぬり、最後の仕上げに再度焼きを入れて出来上がりです。
お召し上がりになるには、製造日から5日目位が一番おいしい時期。皮がしっとりと落ち着き、餡とのマッチングが絶妙になる熟成期です。
日本の素材のおいしいさをご提供したい。そんなことから国産の鮮度の良いものをだけを選択し、素材の美味しさをお客様へお伝えしております。そのため萬珍樓は以下のものを使用致しません。
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他にも食感の楽しさを表現した大根餅。健康に良いとされる緑豆を入れた豚ちまき。北海道産の小麦粉を使用した饅頭。等々
ここには紹介しきれないくらいの素材へのこだわりがあります。私たちは、これからもこの3つにこだわり続け、お客様へ健康でおいしい商品を提供し続けます。